広告費用を80%ダウンさせた理由

 業界裏話

別れさせ屋の広告
ネット広告では色々な方法がありますが、弊社では2021年7月から広告費用を80%カットさせて頂きました。簡単に言うと月々100万円の広告費用だとすれば、80万円を制限して「月々20万円」の広告費用にしましたよ。との意味です。

東京の別れさせ業者が事件を起こすまでは、業界全体の広告ってピークだったと思います。Googleアドワーズ・YAHOOオーバーフェアでは1クリック=1万円前後まで上がってましたからね。「別れさせ屋」と検索して表示された広告を1回クリックするだけで…。1万円という異常とも思える広告費用が掛かっていました。それだけ重要多数で安定していたのです。今後は、起きる事のない状態と思いますよ。以前は、ネットで検索出来たとしても多くの情報を得られるだけの比較対象もありませんでした。しかし、現在は大なり小なりの業者も存在しますし、過去からの経歴を相談者が調べられる時代となっているので、業者の誇大広告・誇大表現(相談件数、スタッフ数など)を見抜きやすいことから、目利きが出来ているので、「正しいもの、必要なもの」を自分で選り好みできるので、広告に踊らされる方が減ったのではないでしょうか。

上記事件が起きてから、YAHOOでは「別れさせ屋の広告を禁止する」としました。よって、弊社も掲載していた広告をストップ(非掲載)となり、以後はGoogleの広告のみへとシフトしたのです。この辺りの経緯を知らない業者さんは、現在もYAHOOにアンテナサイトを作って広告しているのを拝見しますが、私的には「ダサイな」と感じます。ダメと言われたことをノラリクラリと交わししても結局は別れさせ屋ですからね。そんな非紳士的なことをせず堂々とビジネスした方が相談者にとって信頼・信用を得やすいと思います。

現在はどうなのか?
「別れさせ屋」と検索したら、弊社だと2021年6月27日は7位でした。そこから徐々に順位が下がりまして12位.18位.30位.45位….。圏外、45位と不安定に表示されている状態です。この状況であれば通常は広告費用を高めて検索に係るようにするべきですが、私の考えで落ちた時こそ出来る事がある。と思いますので、焦って広告費用を高めず、逆に広告費用を抑えるように判断しました。それで6月~8月と様子を見ていたのですが、相談件数としての数は大きく減っていますが、面談件数・成約件数と言うのは変化がありません。これは、依頼に前向きな方からのお問合せは検索順位に比例していないことの現れです。よって広告は大切ですが、当面は広告費用を抑えさせて頂こうと思っています。
・参照:「業界裏話」の記事リスト

経営者としての意見
「別れさせ屋」と検索して1位~10位をキープできるのは素晴らしい企業努力だと思います。ですが、この順位だけで相談する業者・依頼する業者を決めてはダメですよ。良かれ悪かれ、高ければ良いのか?安ければ良いのか?考え方は多種多様ですが、大切なのは「成功できる組織なのか」です。担当者の愛想でけもなく、ホームページの出来栄えでもあません。その内面的な部分を見抜くには口八丁な説明を真に受けず「疑い」を持って話を聞くことが大切ですよ。自社にとって恥ずかしい…ような事も説明できるのか?ここを隠すような業者は、依頼後の作業でも真実を報告しているとは思わない方が良いです。疑いに疑いをもって別れさせ屋と接するようにしましょう。

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