冬の調査現場で大変だなぁと思うこと

 業界裏話スタッフ

■ 現場スタッフとの会話
最近は私も調査現場に行くことが増えたのですが、その張込み中にスタッフと会話する時間がありますので色々な意見が聞けて勉強になります。

その中で「冬の現場で大変なことは?」と尋ねると10人中8人は「トイレ」と答えます。冬はトイレに行きたくなる回数が多いですからね。現場に2名~5名で行っていれば交代できるのですが、1人で作業していると我慢することになり…集中力が切れそうになります。これを繰り返していたら膀胱炎など病気になる可能性もありますから、単独で調査する際は前日から水分を控えて対策をしているのです。
(参照:質問:現場スタッフさんに差し入れしたい

また、弊社は契約前に「確認作業」として1回~3回は現地入りして対象者・生活環境・勤務先への通勤ルートを確認しています。この時にトイレの有無もチェックしているのです。駅の近く・繁華街・街中だとトイレはあるのですが、住宅地だと中々ありませんよね。公園のトイレも和式だったり、ウォッシュレットがないので、それだけで利用しずらいと我慢することになります。なのでご依頼を請ける際は「トイレの位置」は必ずチェックする項目です。

● 日没が早いメリット
冬は日没が早いので視力の弱いスタッフは大変です。眼鏡・コンタクトを付けても老眼だと…ピントが合いにくいので目の疲れから片頭痛になる人も居られます。ただ、尾行するには暗い方が良いので追跡しやすいメリットは高まります。これをデメリットで考えますと暗いが故に住宅地だと目立つので難しい尾行となってしまいます。街中だと良いのですが、住宅地だとデメリットですね。

● 日没後は窓を閉めるので目立たない
真冬・真夏の調査現場では車で待機中にエンジンを切って張込みするのですが、エンジンを掛けているとブーンとアイドリング・ヒーターを付けてファンが回る音から周辺住民には「ある車は朝から止まってる」と不審車になってしまいます。ですが、窓を閉めたり、雨戸も閉めていれば多少エンジンを掛けても迷惑にならないので防寒することが可能です。この辺りも依頼前の確認作業ではチェックするのですが、エンジンを掛けて駐車できれば寒さを防げたり、周囲に目立たす3時間~6時間も張込みが出来るので「車を置けそうか?」は重要項目となります。

● 雪国での運転スキルは?
大阪や神戸では雪が積もりませんし、スタッドレスを履いて運転することも少ないです。趣味がスキー・スノボーなど山遊びをしていれば積雪時の運転も経験があるのですが、大阪や神戸のスタッフは基本的に積雪した道路での運転経験は少ないです。なので北海道・東北など雪が積もってしまうエリアでの車尾行は経験が少ないで、積雪エリアでの尾行は不得意だと言えます。この辺りも地域性が出ますので「地元密着」にしている業者の方が尾行はしやすいですよね。大阪や神戸・京都・奈良、名古屋など弊社の得意エリアでは積雪の影響も少ないですし、ご依頼も多く土地勘などから地元密着のメリットは高いと思います。

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