2023年は値上げが必要かも?

 別れさせ・復縁事例業界裏話

■ 物価や平均年収
色々な業種・商品が値上げに踏み切っていますね。弊社のようなビジネスでは値上げ・値下げはスグにできるように見えて実は色々大変なのです。年間依頼件数を予想しながら、そこに合わせてスタッフの育成をしたり、対応地域を決めていきますからね。

* 依頼者数と依頼料金(1,000万円の場合)
① 1,000万円×1件の依頼
② 200万円×5件の依頼
③ 100万円×10件の依頼

* 1作業1名のスタッフとした場合
① 1,000万円×1件の依頼に1名の人件費
② 200万円×5件の依頼に5名の人件費
③ 100万円×10件の依頼に10名の人件費

業者にとって「利益率」だけ考えて最善なのは①となりますが、①ができるお客様は中々居られませんし、それだけのブランディングを作るのはとても大変なことです。

②は現時点で別れさせ屋の業界に多い数字となるのですが、この数字は2023年に大きく変わるのではないでしょうか。依頼数を考えて「値引き」に向く、逆に「値上げ」、現状維持で様子を見る…と対応が変わりそうです。弊社は値上げするべきでは?と考えて調整はしているのですが、決定ではありませんよ。

③をしようとすれば「全国」からの依頼を多く対応する必要があり、利益率の低い状態となります。大阪や神戸の依頼で100万円×10は良いのですが、北海道・沖縄を含めて100万円×10だと「儲かりません」となって自転車操業に成りかねない状況に向く可能性も考えられます。よって地域限定であれば良いのですが、全対応だと厳しい方法ですね。

こんな感じで作業地域・依頼料金・件数を考慮して料金を考えるのですが、弊社だと「関西のみ」にさせて頂く可能性はとても高いと思います。東京・神奈川・名古屋は別として、四国・九州・関東やその他地域を「対応不可」として地域限定でさせて頂くことが作業効率・成功・事業的にも今後は良いと思います。また弊社に寄せられる「別れさせ屋を他社に依頼した」の相談で作業実体のないトラブルに多いのは③になっているケースです。安価に依頼を請けすぎていてスタッフの育成・管理・維持ができていないのでは?と推測されますが、他社のことなので詳しくは分かりません。

依頼される方にとって大切なのは「結果」だと思いますので、その結果には「効率」も大きく影響しますし、無理なく・無茶せず・強引にせずとも作業しやすいのは「地元」の作業の方が費用面からしやすいですからね。

勿論、料金の値上げはスタッフの家族を養うのに必要ですから、物価が上がり続けている現状では致し方ないと思います。でも、依頼される方にとって少しでも安価な方が良いですから、その間を決めることって難しいですね。

● 関連記事
質問:依頼料金に経費は含まれますか?
不倫相談の多い職業とは?
「別れたい」と考える夫婦が増えています

この記事をシェアする