同じ車が後ろをずっと付いてくる?

 業界裏話

■ 車を尾行されたときの回避・対策
知らない車がずっと後ろに居るなぁと感じたら、浮気・不倫している人だと「尾行されている」と思うのですが、浮気をしていない人には無関心です。例えば大阪市内の難波~天満を尾行するとして、四ツ橋筋・中央大通りなどを超えて、大通りから中に入っても後ろに車が居れば流石に「怪しい?」となりますが、和歌山・京都の高速道路のようにずっと1本道であれば…。同じ車がずっと後ろに居ても警戒心は低いです。

私の実体験として、大阪~静岡まで尾行距離350kmがありますし、調査対象がサーファーだと日帰りで100km~200kmは往復しますので尾行距離は長くなりますね。ただ、サーファーやデートだと「目的地」は出発時間・移動ルートにより想定できますので、無理に尾行せずとも待伏せ・撮影することは可能なケースが多いです。

では、尾行される側(調べられる側)にとっては?
何を注意すれば良いのかってことを説明させて頂きますね。

① 待合せ場所がいつも同じ
② 待合せ時間がいつも同じ
③ 車のトリップメーターが週末に伸びる
④ ETC履歴(カードではなく、機械に残る履歴)
⑤ ナビの検索履歴・移動履歴
⑥ 屋根に埃が線で残っている
⑦ 観光地では腕組み、ハグ、キスをしている
不倫初期は遠くにデートすることが多い
⑨ アイクラウドで居場所がわかる
⑩ GPS設置(BOTなど)されてませんか?

不倫デートの90%以上は①②を繰り返します。
「安全」と思ったら、そこに依存するので時間・場所・施設(飲食店・ホテル)は再利用が多いですよね。なので、1回目で行動パターンが解れば、2回目からは「待伏せ」により正面から撮影できるのです。1回目は尾行しているので背中の撮影ですが、2回目は正面なので”鼻の下”が伸びていたり、ホテル付近でイチャイチャすることで男性の下半身が膨れている姿まで撮影しています。

これらの行動パターンを特定するのが、③④⑤⑥です。
土日に浮気する人だと、金曜の夜に走行距離を確認して「12,000km」だとすれば、浮気帰りと思われる日に帰宅した車の走行距離が「12,300km」とすれば、片道150km範囲のデートをしていると想定できます。これが「15km」等の少ない距離だと、浮気相手が近いか、浮気相手と近くで待合せしてから浮気相手の車で移動していると考えられますよね。なので、対策は変わってくるのです。

⑥は昔のモーテル(車で入るホテル)だと、入場時にカーテンが車の屋根を引きずります。これで屋根に埃が「線」で残りますから、「安いホテルに入ったのだなぁ」と想定できます。2021年の時代に、まだモーテルは多いですし、街中のホテルでもカーテンを残している施設が多いのです。以外と、これで浮気発覚となるケースもありますからね。

近年は⑩により浮気発覚と言いますか…。浮気現場に配偶者が押し掛けてくるケースがあります。調査会社・探偵がGPSを設置すると問題アリですが、不倫を疑った配偶者が「自分名義の車」に設置する分には盗難防止などの言い訳もありますし、不貞行為の証拠集めとして大義名分も立つのでGPSにより発覚するケースは多いです。実際、関西だと有馬・箕面・丹後・白浜と日帰り~1泊2日の不倫旅行で人気な場所では、GPS設置により「部屋に妻と子供、親が乗り込んできた!」の事例はよく耳にします。

● 怪しい車を見つけたら
ずっと車が付いてくる。と感じたら、停止せずに走り続けてください。重要なのは「証拠」なので付いてくる車を撮影しておきましょう。それから「左折→左折→左折」で元の場所に戻ってみましょう。これでも付いてくれば?明らかに尾行だと思われますし、調査ではなく発覚覚悟で「押さえる」として追跡していると考えられます。そんな時は恋人(浮気相手)を守るためにも、ホテルinは厳禁ですし、目的地へと直行するのはハイリスクです。このようなシーンで大切なのは「GPS」の確認となりますので、ディラー・オートバックスなどに入って「点検」としてリフトUPしてもらってください。実際にGPS設置がされていれば、リフトUPされる車を見て調査側は「ヤバイ」と感じる事でしょう。

ちなみに、GPSは車底・タイヤハウスの裏に設置するだけではなく、車内のシート下・カーペット下・トランクのスペアタイヤの辺りなど。どこにでも設置できますので、尾行されていたり、尾行はないけど…同じ車がずっと向かう先にも居る。となればGPSを疑って良いのではないでしょうか。

【補足】
弊社では遠方地の作業に「タイムズ」のカーシェアを利用させて頂いています。アクア・フィット・ヴィッツが多いですね。時間貸しで安価に抑えられますし、車種を直ぐに変えられるので調査会社ではタイムズ利用が多いと聞いています。

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