恋愛で生じる満足と不満足の矛盾と向き合う

 勝てる恋愛テク

この世の中に全ての人々に100%受け入れられる完璧、完全なものを探しても、たった1つも見当たらないように、人間も不完全な生き物です。それ故に、恋愛に限らず対人関係や対人サービスでは、多かれ少なかれ不満が生じ、ここに人間関係の亀裂が起こるのはある意味では必然と言えるのかも知れませんね。逆にですが、人はどういう時に満足するのでしょうかね。期待通りのものが得られた時でしょうか?望むものが全て手に入った時でしょうか?

そういうことを考えますと、人の欲求には際限がありませんので、「もっともっと」と思えば思うほど不満は募ります。つまり満足できる人とは、ある一定の基準に達すればオッケーといいますか、「もうこれくらいでいいや」とよい意味で諦めてしまった人のことを言うと解釈できるでしょう。恋愛でもさまざまなサービスでも、時代が移り変われば、人々が一般に求める満足の質も上昇します。完璧、完全を打ち破り、満足の上を追求していく一部の開拓者がいる限り、不満は日常に溢れ続けます。

満足と不満足という矛盾を抱えた人間社会では、完璧・完全と満足の境界が曖昧になり勝ちです。つまり100点満点中で100点が満足なのかと言いますとこれは実現不可能なわけでして、最善で得た60-70点では不満足という方もいらっしゃるかも知れません。

わかりやすい例が、お金がどれだけあっても満足できないというのは、お金を得ることが目的になっているためで、何に使うのかが明確になれば無限に欲しいという発想はなくなるでしょう。そういうことを踏まえますと、自分に対しても他人に対しても、本当に望むもの、得たい成果の項目がもっと明確になれば、満足は必然的に高まっていくのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)

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