二者択一話法の欠点を解説

 勝てる恋愛テク

恋人に限らず、誰かに頼み事、お願い、提案をしようとする時、相手から「NO」ではなく「YES」をもらおうと試みるのは、必然的なことでしょう。そして、例えば「交際して欲しい」や「別れて欲しい」「浮気をやめて欲しい」という質問スタイルをとった時は、相手は「YES」か「NO」で答えてくることが予想されます。

心理テクニックを学んだことのある方であれば、二者択一話法と呼ばれる質問方法は1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。これは、「NO」の選択肢を用意せず、「YES」を前提とした選択肢を最初から複数用意する手法です。例えば、「デートしてください」と言われれば「YES」か「NO」でまず返答するのが自然ですが、「食事するならイタリアンか和食どちらが好き?」と聞かれれば、どちらかを答えるしかありませんよね。そして仮に「和食」と答えたならば、「今度ランチでも行こう。週末は土曜か日曜どちらが都合がよい?」という感じで、相手が食事に行きことが「YES」であることが前提で話が進められます。

ただこの手法の欠点は、「NO」の選択肢を捨てきれていないということです。二者択一の答えを用意したとしても、相手が「どちらも興味がない」「そもそも質問者と一緒にいたくない」だと「NO」とくるケースがあります。ここで何のために、選択肢を用意するのか、ということについて考えてみましょう。相手に「NO」を言われないようにすることが目的なのでしょうか。

そもそも人が選択を行う理由について考えますと、最終的には何か利益を得る見通しがある時に、その選択をするのではないでしょうか。例えば、食事で空腹を満たしたいのとお喋りしながら優雅に食事を楽しみたいはイコールではありませんよね。つまり相手にとってにあなたと過ごす時間は、何か利益を得るための過程あって、何の利益も得られないのであれば一緒に過ごす意味合いが感じられず、返答は当然「NO」となるでしょう。

相手に対する選択肢を用意する時は、相手が望むことを踏まえ、それらの選択をすることで何か利益を得ているイメージが描けなければ、結局相手は何も選らばないということです。
(記事:スタッフ)

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