恋人と過ごす空間はどちらのテリトリーでしょうか?

 別れさせ・復縁事例

新型コロナ感染防止の観点から、「ソーシャル・ディスタンス」が注目されています。1.8m~2mが適切とされ、公共スペースや人が密集する場所で貼り紙を目にされた方も多いと思います。

例えば、誰かがベンチに座っていたら、こちらが間隔を空けて座らなければいけません。こちらが相手に移動をお願いしない限り、先に座っている人は当然動きません。つまり、立場が対等な場合、先に座っているほうが、その空間では優位の立場にあると言えるでしょう。

人間に限らず、生物でも活動の優劣を左右する支配空間をテリトリー(縄張り)と言います。「ソーシャル・ディスタンス」の場合。先人のテリトリーに、後から来た人が入る構図が出来上がっていることになります。先人に比べ、後から来た人は、力関係で劣っているため何か居心地が悪いな、と感じますよね。言うまでもありませんが…テリトリーを持っている側が、優位に物事を進める、主導権を得やすいです。ローカル(地元人)が、ビジター(観光客)に比べ、優位に立っている心当たりがあるでしょう。

では、同棲中や一緒にどちらのテリトリーでもない場所に行く時はどうなのか?、同棲の場合はですね。部屋のレイアウトや人の動線を決める側、多くの時間を過ごす側がテリトリーを持っています。好きなフィギュアや漫画、雑貨で埋め尽くされた部屋で同棲していれば、それらを設置した側のテリトリーであるという認識が強く働いています。

デートではじめて行く場所や自宅以外の場所はどうでしょう。例えば、Hホテルだと?これは主導権を持つ側、システムや利用法を知っている側のテリトリーです。

飲食店ではどうでしょうか?
スイーツバイキングの店だと、女性が取ってきたケーキでテーブルが埋め尽くされます。当然、飲食や会話のペースは女性主体にならざるを得ないでしょう。空間の違いで立場の優劣が変わることを意識すれば、デートや生活の場所選びは疎かにできませんね。

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