人を惹き付ける“じらし効果”を考える

 勝てる恋愛テク

自宅に浮気相手を招く人

妻帯者の男性が自宅に不倫相手の女性を招き、妻との寝室で逢瀬を始める。不倫相手の女性「奥さんが帰って来たらどうするの?」妻帯者の男性「大丈夫。家内は旅行中だから」しかし、妻の旅行は中止となっており帰宅した妻が寝室のドアを開くと…

不倫を扱う恋愛ドラマにありそうなシーンですが、もしみなさまが視聴者であれば、「どうなるの?早く続きが観たい!」となるのではないでしょうか。しかし、ドラマというのは、視聴者が気になるような次のシーンの前にCMかその回を終わりにしていることが多く、これは“”美味しいところ”を少し先にお預けする“じらし効果”とでも言えそうな気がします。言わば“じらし”は、人の心をより惹き付ける戦略で、CMや次回放送の視聴率確保を狙ったものです。

このような“美味しいところ”をお預けする“じらし”は、人間関係でもお相手の心を惹き付けるのに利用できる場合があります。
例えば、
・話が盛り上がったところで会話を切り上げる。
・お相手が食い付く話題の時にあえて会話を中断し「続きはまた次回」と言う。
・お相手が行きたいデート先にすぐには行かず、口実をつけて予定を先送りにする。
・お相手が本当に欲しがっているものを知っていてすぐにプレゼントしない(30歳40歳の節目の誕生日に渡すなど先送りにする)
・会う頻度は適度にし、デート時間はできるだけ短くする(「もう帰るの」と思われるくらい)。
・架空の予定を作り、会える日時に限りがあることにする(いつでも会えると言わない)。

など、ポイントはお相手の欲求や望みをすぐに叶えないということです。食事でいう腹八分目とでも言いましょうか。お腹がいっぱいになってしまっては食欲がわかないのと同じように、お相手の心を完全に満たしてしまっては、心を惹き付けることはできないということです。

好きな異性や気になる異性と「ずっと一緒にいたい」「もっと話したい」気持ちはわかります。ですが、あなたが(お相手と)「~したい」から「する」ではなく、お相手が「~したがっている」があえて「しない」という視点に立つことです。普段から、お相手の気持ちがどの程度満たされているのか、を把握しておくことで、“じらし”をうまく活用でき、ドラマの次回の展開が気になる、ではないですが、お相手への“お預け”により長期的な関係を築けるようになるのではないでしょうか。

復縁を望まれる依頼者様で多いのが、自分がしたいことを求め、また基本的に「いつでも会える」「いつでも連絡に応じる」というスタンスでお相手に接しているので、「心惹かれる」というよりも「気持ちを押し付けられて重い」とお相手が感じ、逃げに走っているケースです。まずは、一旦お相手から引いて、どういった時に自分や自分が提供できる価値を求めてくれるのかを考え直す必要があると思います。

■ 別れさせ屋が考える「自宅」での不倫行為
タレントの矢口さんが浮気相手の男性を自宅に招き入れて…不倫中に夫が帰ってきた。慌てた浮気相手の男性はクローゼットに隠れた。そんなゴシップ記事がありましたよね。別れさせ屋の仕事では、それらのご相談を妻・夫・浮気相手の男性のそれぞれから聞く立場にあります。

しかしですね。

既婚者と浮気関係にあると言うのは「恋愛関係」ではあるのですが…家に入っての不貞行為って呼ぶ側にも大きな問題がありますが、行く側にも大きな問題がありますよ。なぜ行ったのか?それは夫から奪い取った!と言う達成感、略奪成功の満足、帰ってくるかもの恐々とした雰囲気を楽しむ?これは絶対にしてはいけませんよ。浮気は恋愛ですが、最低限のルールとして「バレないようにする」そして相手の家に入らないって敷居があると思うのです。同棲したいのなら、離婚すれば良いので、それを待たずして越境するのは不倫のルール違反と言われます。民法や法律ではなく、浮気・不倫の任意ルールですが、それらがないと何でもアリになってしまう。結果的に「した事は返ってくる」として、次は自分が裏切られる可能性もあるのですからね。

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