恋人の心という“玉”をうまく転がせていますか?

 勝てる恋愛テク

手のひらに玉が1つ乗っているとイメージしてください。
その玉を自分のほうに向かうように仕向けるためには、手のひらを自分のほうに傾けないと玉は手前に転がらない。これは、小さな子どもでも感覚的にわかることですよね。

ただ、この玉が自分の相手に対する要求、つまり相手の心だとします。すると、なぜか自分とは反対側に手を傾けてしまう、そして相手の心という玉を逃してしまうというケースが見受けられます。玉は、傾いている方向、高いところから低いところに転がる、そんな誰もが知っている原理と人の心は同じなのですが…うまくこの玉を転がせないとなれば、掌上の玉の原理原則を見誤っていると言わざるを得ないでしょう。

恋愛感情もそうですが、相手と一緒にいたい、結婚したい、肉体関係を持ちたいなどと思っていたとしまして、その思いが一方的に先行して伝わってしまえば、相手の印象としましては「自分のしたいことばかりで全然こちらのことを考えてくれていない」や「好かれているが、愛されていない」「自己中心的」のようになり、心が離れていきます。

このようになってしまう根本的な原因を考えますと、心をこちら側に転がすという作業を怠っている場合があります。逆にですが、心をこちら側に転がしておけば、たいていの要求が通りやすい、と言いますか、通そうとしなくても、相手が進んで動いてくれるようになります。

そのために必要なものは、相手が納得できる(心が満たされるための)理由や動機です。例えば、恋人と一緒にいたいという場合、「好きだから一緒にいたい」と伝えるよりは、「最近疲れているみたいだから、リフレッシュに食事かスパでもどうかなって思って」「何か嫌なことがあったなら話くらいなら聞けるよ」「それともひとりになりたい感じかな?」のほうが、相手中心ですし、相手に自発的行動(選択)を促すことで、自ら動く(転がる)きっかけを与えていますよね。

● 事例
・自宅=寝室と部屋があれば生活が充実しそう
・愛車=乗り心地のいい車だと旅も楽しいだろうね
・教育=成績が良ければ、将来の心配が少ないね
・物欲=ROLEXは丈夫そうでいいな、見栄も張れるのに
・仕事=人望を集められると、ストレスも減ると思うよ

など、自分が求めるものを直接的に伝えるのではなく、相手が動いてみたくなるように、働き掛けることが効果的でしょう。ポイントは自分の選択を押し付けるのではなく、相手に選択させること。これが、人の心を転がすための1つのコツとなります。
(記事:スタッフ)

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