妊婦や高齢者に席を譲らない人

 勝てる恋愛テク

想像してください。
10時間の立ち仕事で疲れ、帰りのバスの座席で束の間の休息をとっている時にお腹の大きい妊婦から「席を譲って欲しい」と頼まれれば、あなたなら席を譲りますか?

海外の掲示板サイト「Reddit」である若い男性が投稿した内容が物議を醸し出してます。男性は、冒頭のような状況で、疲れていたため、席を譲らなかったのですが、その判断に対して非難と擁護の声が相次いでいるそうです。

男性は仕事で疲れている、妊婦の女性も体が辛い、どちらの言い分もあります。一般的な常識(マナー)として、席は先に座っている人に座る「権利」があり、必ずしも高齢者や妊婦に譲らなければいけない「絶対」ではありません。中には、席に座るために空いている車両を調べたり、席が空いている駅から乗車したりして努力している人もいるわけですからね。

ここで注目すべきは、男性が仮に席を妊婦に譲ることがあれば、男性はその見返りとして何を受け取るのかをということではないでしょうか。損得感情ありきというのは、少々姑息な印象を持たれるかも知れませんが、価値と価値の交換というのは金銭などの物品だけではありません。妊婦の女性が男性にどのような声かけをしたのかは定かではありませんが、もし女性が男性のバス内での疲れた表情をよく観察し、「お疲れのところ申し訳ございませんが、席を代わっていただければ助かります。体調が優れなくて。でも、あなたもお辛そうなので無理なら断ってくださいね」と話し掛けていたらどうでしょうか。

人から何かを与えてもらおう、施しを受けようとする時、こちらが差し出せる物質的なものが何もないとするならば、相手への精一杯の誠意と気遣い、思いやり以外に何があるのでしょうか。そして、そういった目に見えない気持ちが相手の心に届いたならば、相手はたとえ自分に多少の不利益が被ろうとも動いてくれるのでないでしょうか。そして、この時に相手が得ているものは、自分が理解された、人の役に立った、自分の行為で喜んでくれる人がいた、という満足感のような感情でしょう。

「人にしてもらって当たり前」のような感覚で、人が動いてくれることに何の感謝や思いやりも持たず過ごしていませんか?自分は、人に何を与えることができるだろうか、ということを常に念頭に置いておかなければ、人が自分のために動いてくれるどころか、自分のもとを離れていってしまうのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)

【補足】
「優先座席」には座らないこと、地下鉄でもできる限りは「座らない」とすることで通勤時間帯の人込みでイスの奪い合いをすることは避けられます。余程に疲れている、体調が悪ければ座っておくのも必要ですね。ただ、マタニティマーク・ヘルプマーク・ご年配の方が居られたら有無を言わずに譲れる「心の余裕」が必要です。そこに損得勘定を考えていれば「心に余裕がない」と言えますので、恋愛的に考えると「モテない」と判断できます。

年配の方が座りたそうにしているのに…。寝ているフリしている若者・会社員を見かけることがありますが、自分のことばかりで周囲が見渡せないタイプに思いますし、そんな人は出世できないばかりか、恋愛でも自分勝手な振る舞いをしているのだろうと想像できます。こんな日常の所作に「本音」が出ますので、彼氏・彼女がイスを譲らない・ゴミをポイ捨てする行為を見かけたら、注意してあげることも恋愛には必要だと思いますよ。それでも改善されない人は「身勝手」な本質があるので、将来設計のできるタイプではないと考えて良いでしょう。

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