モテない人が自分を“押し売り”してしまう理由

 勝てる恋愛テク

「こんなに好きなのに何でわかってくれないの?」
と同様に、
「こんなに良い商品なのに買わないなんて信じられない!」
「(ある目上の人を指し)あの人のいうことは絶対に信じたほうがいい!」

このように、人から文字通り“押し売り”のような感じで気持ちをぶつけられた経験はございませんでしょうか。いろいろな意味でモテない人というのは、どちらかと言いますと、この“押し売り”をしている人が多いのではないかな、と感じます。
商品に限らず、人がさまざまなものを選ぶ際、いらないものを押し付けられてもそれを選ぼうとはせず、自分の欲求や快適感情を満たしてくれそうなものを自らの判断で進んで選ぶのではないでしょうか。こういうことを考えますと、人の心にアプローチする場合、“押し”よりも、むしろ“引き”が重要であるということが、駆け引きの1つのポイントということは盛んに叫ばれることと思います。

多くの人は、頭ではそういったことを理解しているつもりなのにもかかわらず、どうして実際には、“押し”が多くなってしまい、恋愛をはじめとする人間関係に失敗してしまうのか、気になりますよね。
この理由は、その人が人の心を掴もうとする前に、他の何か大きなものに自分の心を掴まれているためではないでしょうか。
それは、異性に対する恋愛感情や思いだけでなく、お金、思想、傾倒するもの、尊敬する人などさまざまで、一旦強く心を掴まれてしまいますと、冷静で客観的な判断力を欠いてしまう場合があります。

自分の中に絶対的なもの(価値観や神のような存在、思想)ができてしまいますと、そこに全ての答えを見出だしてしまうことがありますので、考える思考や冷静な視点を欠きやすくなります。そうすると、「自分が正しいと思うものを人が正しいと思わないのはおかしい」という発想に陥り、人に対して“押し”の言動が多くなる場合もあります。
人に選んでもらう、人の心を掴もうとするためには、まずは他の人やものにあまり心を強く掴まれ過ぎてはいけないということです。その上で、自分の必要性や価値などを自然に感じてもらえるような言動を心掛けていく必要があるでしょう。

極論は、世の中には、人の心を掴む側と掴まれる側の2種類のタイプしかなく、自分がどちらなのか、今1度見直してみることです。もし、掴まれる側だとしたら、どうしたら掴む側に回れるのかを考えることが、“押し”の言動をコントロールするヒントになるかも知れませんよ。
(記事:スタッフ)

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