強い思いや意識には、人を惹き付ける力があります

 勝てる恋愛テク

人が言語や言葉を認識するのは、2歳くらいからと言われていますが、幼児はその前から母親の愛情を感じとり、愛着を抱くようになります。そういうことを踏まえますと、人が人から影響を受けるものとして、言語や言葉はたいして重要ではないと考えることもできそうですね。これは、人に与える影響度のメラビアンの法則(視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%)でも指摘されるように、言語や言葉が時と場合によってはあまり役に立たないことを表しているのかも知れません。

目は口ほどに物を言う、ではありませんが、愛情に満ちた目、尊敬の眼差し、敵意をむき出しにした視線など、目を見ればその人物の考えや思いの深さがわかる場合があります。また、ある道を極めた人のことを「オーラがある」ということがありますが、これは全身からにじみ出るエネルギーのようなものではないでしょうか。そういった真の意味での“目力”やオーラをまとえるのはどういう人間なのか、を考えますと、やはり誰でも身に付けられるわけではなく、精神を研ぎ澄ませた人物のみに限られるでしょう。

と言っておいてなんですが、冒頭の母親のケースのように目力やオーラは誰でも本来持っているものでして、それを常に発揮できるのか、できないのか、がポイントなのではないでしょうか。

恋愛や対人関係と聞きますと、フレーズや振る舞いなどノウハウ、テクニックに目が行きがちですが、いくら口がうまくて気の効いた振る舞いができたとしても、それで思いの強さが伝わらなければ意味がありません。人生の節目や自分や他人のピンチの時に、さまざまな思いが高まり、顔が赤らみ、目から涙が溢れ出したとしたならば、言葉ではない何か熱い思いが伝わるのではないでしょうか。思いは、目には見えず、言葉のように形として残りませんが確実に存在しているということでしょう。

では、常に言葉を発せずして、愛情や伝えたい思いを伝えられるのはどういう人なのか、を考えますと、常に思いや意識を高い状態に保っておける人物となりそうですね。どうやったら、思いや意識を高い状態に保っておけるかを考え、その技術を身に付けられれば、言葉を発したり、特別な働き掛けをしなくても、存在自体がクロージングとなり、人の心を惹き付けることでしょう。
(記事:スタッフ)

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