相手から見た自分の必要性を3段階で考える

 勝てる恋愛テク

■ 自分を売る恋愛意識
対人関係は、恋愛に限らず自分を売り込み(買ってもらい)、自分の得たいものを手に入れるという点で、価値と価値の交換であると思います。恋愛を営業に例えるならば、飢えて死にそうな人に、食べ物を売ることは簡単ですが、あまりお腹が減っていない人には、「美味しそう」と思わせないと売り込むことは難しいですよね。さらに満腹でかつ美食家の人ともなれば、よほど美味しいと評判であるか、稀少価値がある、もしくは健康効果などの利点が期待できなければ、「食べたい」「欲しい」とはならないでしょう。

これを恋愛に置き換えますと、

A、恋人がいなくて寂しがり
B、恋人がいるが100%満足しているわけではない
C、恋人がいてほぼ満足している

すなわち、

A、恋愛相手を求めている=ニードがある
B、恋愛相手を高く求めていない=ニードが高くない
C、恋愛相手を全く求めていない=ニードが全くない

とそれぞれの状態を解釈できるでしょう。

ここで、モテている=恋愛技術に秀でているのか、を考えますと、例えば、若くて美人でスタイル抜群の女性や、ジャニーズ系のイケメンなどルックスで圧倒的に卓越している人たちは、Aの層の人たちが多くいるため、常に異性から求められる状況です。ですが、異性の中には、ルックス重視でない人たちもいるわけでして、異性にルックスで魅力をあまり感じないという人たちはBの層に分類されるでしょう。そして、ルックスには全く興味はないし、多くの異性からチヤホヤされている人はあまり好ましいと思わないというのがCの層となりそうですね。

恋愛技術を測ろうとする時、指標となり得るのは、どれだけ多くの異性を惹き付けているのか、というよりは、A、B、Cのどの層まで対応できるのか、という側面が強いように感じます。言うまでもありませんが、加齢とともにルックスは衰えます。最初はルックスで異性を惹き付けたとしても、やがて衰えれば、最初はA層にいた恋人がBやCに落ちてしまう可能性があります。新たな自分の魅力や能力に対して必要性(ニード)を感じてもらえるようにならなければ、常に恋人をAの層に入れておくことは難しくなります。

対人関係をより向上させたいと願うならば、目指すべきはCの層への対応です。CからB、BからAの層に接する人をいかに持っていくことができるのかを普段から考えた取り組みが欠かせないでしょう。
(記事:スタッフ)

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