恋人が、ゴホンゴホン、と咳をしていたら

 勝てる恋愛テク

ゴホン、ゴホン。
新型コロナの蔓延が日本中に広がる中、周囲で誰かが咳でもしようものなら、過敏に反応せずにはおられないでしょう。11月下旬は秋が深まり、冬が近付くに連れ、寒さと乾燥から体調を崩す人が増えてきているようです。もし、恋人や身内がゴホンゴホンと咳をしていたら?
「ちょっと離れて!」と言うか
「大丈夫?」と言うか
人によって対応はさまざまと思います。

クリスマスや年末年始が近付き、仕事も慌ただしくなる中で、風邪を移されるのは勘弁して欲しい、とは誰もが思うことでしょう。また、恋人がいらっしゃる方は、クリスマスや年末年始は楽しく過ごしたいから、恋人に対してそれまでに「体調は万全にしておいて欲しい」ということを切に願われるのではないでしょうか。
しかしですね。
クリスマスや忘年会、年末年始の楽しい時間と、風邪や咳で苦しんでいる時に冷たくされた時間を天秤にかけたとしますと、楽しく一緒に過ごした時間よりも、苦しかったり辛かったりした時に人から冷たくされた時間のほうが印象に強く残りやすいのではないか、ということです。どういうことかと言いますと、人は悩みを抱えている時ほど、人に助けを求めていると思いますよ。

例えば、恋人もいてお金にも困っていなくて健康で毎日楽しく過ごしている人よりも、恋人はおらずお金に困っており体調も崩していて辛い毎日を送っている人のほうが、手を差し伸べた時に感謝され、場合によってが一生の恩を売ることも可能でしょう。つまり人の心に近付こうとする時、喜びや楽しみよりも、苦しみや怒りにこそ目を向けるべきと言えるでしょう。自分の行いにより、苦しみや怒りから解放されたり、和らいだりした時、人の感情が大きく動き、その分、記憶にも深く刻まれます。

恋人を喜ばせよう、楽しませようとする試みは、もちろん大切なのですが、苦しみや怒りの感情に効果的にアプローチでき、自分がその苦痛感情を解放できる存在と認められた時、恋愛感情のみならず信頼や信用、優しさなど人間としての確固たる評価を築いていけるのではないでしょうか。「ピンチはチャンス」と言われることがありますが、これは幅広い意味で、人のピンチも自分を売り込むチャンスという意味でも認識しておくと、本当に自分がピンチの時、思わぬ助け船や相手の理解を得られるということもあると思います。
(記事:スタッフ)

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