30年間、人を惹きつけ続ける「咲くやこの花館」の魅力

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約30年前の思い出。
両親に手を引かれて足を踏み入れたガラス張りの大温室。今にも動き出しそうな高さ30メートルはあろうかという生き生き伸びる熱帯の樹木と、うちわのような巨大な葉っぱの数々に、当時8歳だった男性は衝撃を受けたといいます。男性は、現在30代後半になりましたが、計20回以上、多い時で年に2〜3回は鶴見緑地(大阪市)内にある世界の花や樹木を集めた植物館「咲くやこの花館」を訪れ、同館の植物の成長や変化を見守ってきました。

<情報>
名称:咲くやこの花館
住所:大阪市鶴見区緑地公園2-163
最寄:長堀鶴見緑地線「鶴見緑地」から徒歩10分

同館は鉄骨造の総ガラス張り、地上2階建、高さ約30mの建物で、国内最大級の大温室。熱帯から乾燥地帯、高山・極地圏まで約5500種の地球上のさまざまな気候帯に生育する植物を展示しています。熱帯の巨大な樹木と葉っぱが生い茂るジャングルを抜けたと思えば、今度はユニークな形の巨大サボテンたちがお出迎え。高山植物室では、ガラッと景色が変わって意識してみないと見落としてしまいそうな小さな高山植物の草木が赤や青、白など色とりどりな繊細な花をつけています。

何度も訪れて気付くことは、訪れる度に植物たちや同館が違った“表情”を見せてくれるということだそうです。成長が目に見えてわかる植物や前に見た時とほとんど変化のないもの、新たに加わったものなどです。また、花を咲かせていたり、実を付けていたり。レイアウトの微妙な変化やコケ展、食虫植物展などの企画展示も、好奇心をそそられるとのことです。

もう1つの見所は、一緒に来る人がどんなところに興味を示すのかだといいます。巨大な植物か、咲き乱れる花か、池の中を泳ぐ金魚やメダカか、それとも熱帯の樹木やつたの隙間を覆うコケか、館内を流れる水の流れか。一緒に来る人によっても普段気付かない新たな発見があるそうです。

何度でも訪れたくなるということ。変わらない安定した魅力と新たに加わる魅力。感動、発見、成長、変化、驚き、刺激を中心としたメンテナンスが場所も人も人間関係でもキーワードになるのかも知れませんね。
(記事:スタッフ)

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