恋愛必勝法は存在するのでしょうか?

 勝てる恋愛テク

「必勝法」の類いのタイトルや見出しが目に入ると、思わず見入ってしまう方、必ず勝ちたいという思いが込み上げている時点で、自分は負けているという認識を無意識のうちに抱いているのでしょう。そして、人は負けていると感じれば、少なからず劣等感を持ちますので、その状態は自信を失っていると言えるのではないでしょうか。

勝ちと自信を得るために、「必勝」を主張する自称“成功者”である発信者の言うことに耳を傾けたくなるでしょうが、そもそもですが、本当に「必勝法」なるものが存在し、“成功者”の言うことを聞けば必ずうまくいくのか?

例えばですが、レスリングで世界一になったとしても、全く専門的なトレーニングをしていない柔道では並みの選手にも太刀打ちできないように、自分の得意分野では力を発揮し結果を残せますが、そうでない分野では並み以下になってしまうケースもあります。つまり、恋愛でも多様なスタイルやさまざまなタイプの人がいますので、どんな状況でも全勝、必勝するのは不可能です。

ただ全勝、必勝が実現できるとするならば、自分の得意分野や得意な異性に限っては話は違ってくるのではないでしょうか。レスリングが強い男性がいれば、当然レスリング好きな女性に憧れを抱かれるチャンスが多くなるでしょう。言うまでもありませんが、レスリングをはじめさまざまな専門技術は何年もかけて習得するもので一朝一夕に身に付くものではありません。また、好きだったり得意だったりすることやその分野は、生まれながらの環境や生い立ちが大きく影響する場合が大半ですので、誰でも同じというわけではありません。

恋愛でもリアルトークが得意な方、SNSや電話が得意な方、その他にも、追い掛けるのが得意な方、追い掛けられるのが得意な方、人それぞれ違うと思います。ここで思いますのは、あまり得意でない分野で負けるリスクを背負って戦う必要はないのではないか、ということです。

多くの方は、周囲のさまざま同性と自分を比較し、あらゆる分野で人よりも優れているように思われようとします。そうしますと、得意でない分野で付け焼き刃の知識や技術で戦おうとしますので、どうしても負けの側面が強くなってしまいます。負けると自信を失いますし、あちこちの分野で戦っていますと、本当に自分が戦うべきフィールドがわからなくなってしまうこともあるでしょう。

「必勝」のポイントは、「ここ」と決めた場所で戦い続け、そこから出るのではなく、相手を引き込む発想を持つことかも知れません。必勝パターンへの道筋を作るためには、自分の得意分野を開発し、トコトンそこを強化していくことではないでしょうか。
(記事:スタッフ)

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