不動産購入前に調査が必要だと思うのは

 地域別探偵・不動産調査

不動産の話
私は別れさせ屋の会社を作る前(1999年まで)に「不動産売買」を専門とする会社に在籍していました。役職は”営業課長”として新築戸建て・中古物件・土地などを販売をしていたので、現在も不動産の仕事は良い仕事だと思っていますし、衣食住の「住む」により人から喜ばれる仕事です。別れさせ屋は依頼者にとっての「喜び」はありますが、世の中で見れば99%が不要と感じるので天と地の差があるのではないでしょうか。

そんな不動産業も別法人・別事業にて行っていますし、弊社としても「不動産調査」として以前から関わっています。不動産調査とは?業界的な「物確(ぶっかく)」や「物調(ぶっちょう)」ではありませんよ。これらは宅建業法で定められた取引する上での最低限の伝える内容(重要事項説明)です。よって実際に住む人にとっての情報なのか?は不足しているのが現状です。

私は以前、一種低層地域に戸建てで住んでました。この時に住んで後悔したのが…。隣人にヒステリックな人が住んでたんですよ。愛想も悪くて、挨拶しても無視、とても馴染めません。ですが、それらって販売業者は知っていたとしても告知する義務のない部分ですからね。取引するのに必要な重要事項だけを伝えれば後は知らない。が業界の流れなんです。こんな経験された人も多いと思いますよ。

だから、弊社では「不動産調査」として物件ではなく「地域」を調べるようにしています。勿論、同和問題などの差別に関わる内容ではありません。生活する上で重要なことを調べて、購入予定の方へと報告するのが不動産調査の目的です。

賃貸だと、娘さんが大学で地方から都会に出る場合。
その賃貸物件や周辺地域のことは何も知りませんので、弊社が張込み・調査をする事で「住んで害のある場所なのか?」を報告できるようにしているのです。

住んでから後悔した話
① 隣人が昆虫を大量に乾燥させている
② 隣人が夜中に大きな声で歌う、叫ぶ
③ だんじりの練習がうるさい
④ 台風になるとサーファーが大勢集まりうるさい
⑤ 近くのコンビニにトラックが長時間の駐車
⑥ 冬に北風が吹くと工場からの悪臭がする
⑦ 付近にブリーダーが居てペット臭いが続く
⑧ 近くに自殺の名所があった
⑨ 週末の朝はお経を大合唱する家がある
⑩ 公園が同性愛者の出会いの場になっている
(性行為した痕跡も残る)

不動産調査で調べること
① 付近住民に異常者が居ないか?
② 付近施設に宗教施設、反社組織の施設がないか?
③ 無許可で風俗などの営業がないか?
④ 深夜早朝に車の長時間停止がないか?
⑤ 朝の通勤時に渋滞しないか?
⑥ ヤンキーなどの集まり場所になってないか?
⑦ 流行りの店などでゴミ・騒音の問題はないか?
⑧ 心理瑕疵(心霊現象)などの噂はないか?
⑨ ①~⑧の総合的な判断
⑩ 以外で必要なこと

【補足】
大阪、京都は大学が多いので全国から学生が集まってきます。東京もそうですよね。弊社が行っている不動産調査は関西エリア限定なので、今後は愛知県・福岡県にて広げる予定はあるものの関東エリアは非対応のままです。不動産取引に馴れた方、持家購入の経験者が「不動産調査」を専門として経営されれば、調査を必要とされる方は多いですし、調査スタッフの経験値も上がりますので良いと思いますよ。ただ、賃貸経験しかなければ感覚の違いがありますので慣れるまで時間が掛かりそうです。

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