心から訴えかければ、人の心に響きます

 勝てる恋愛テク

面白くない話とは?
特徴として、何を伝えたいのかわからない、いろいろな情報がごちゃ混ぜになっていて要点がわからない、他人の表現を引用しているだけ、といったことが挙げられます。強烈な主張、とまではいかずとも、その人の個性や意見、視点が含まれていないと感じる話は、どこか薄っぺらな感じがして説得力がなく、また単なる情報としてしか頭に入って来ないのではないでしょうか。その情報がたまたま「知りたい」と思っていたものならば問題ないのですが、そうそう知りたい情報にピンポイントに出会える機会もなく、興味のない単なる情報を羅列した会話ほど退屈なものはありません。

よくありがちなのが、セリフの棒読みのように常套句を口走ってしまうことです。「他人からよく見られたい。素晴らしいこと、面白いことを言わなければ」と背伸びした話をしてしまいますと、自分の感性とはズレてしまいますので、感情の抑揚がなくなり無感動の話になります。また、会話例やスクリプトを参考にした場合、それが自分の言葉になっていない段階で使用してしまうと、当然頭で考えた会話になりますので相手の心には響きません。

ではどうすれば相手の頭や心に響かせることができるのか、を考えますと、相手の頭に伝えたければ頭で語る、心に響かせたければ心で話す、腹に入れたければ腹から声を出す、ということではないでしょうか。右脳はイメージ、左脳は論理ということは度々述べてきましたが、右脳で語れば右脳に入り、左脳で語れば左脳に入る。自分の心に響く話は相手の心にも響き、腹から出した声は腹に入る。そして、頭で考えながら話した核心のない話は、核心のないまま相手の頭に入るということでしょう。感情移入できない嘘は当然逆効果です。

結論は、自分が感動した話を肯定的に、相手に受け入れられる範囲で話すということではないでしょうか。心にもないことや思ってもいないことを安易に話さないことです。信頼関係が築けない原因として嘘がありますが、自分が相手との人間関係で得られる利益を急ぐあまり、嘘を織り混ぜた会話をしてしまったらどうでしょうか。話に裏があると勘ぐられたり、興味を欠いてしまったりして、話を聞く気にはなれないでしょう。そういう意味で、自然体の状態が最も強い会話を生み出せると言えますね。
(記事:スタッフ)

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