“大阪の母”が妻から読み取った夫の思い

 勝てる恋愛テク

● 占い師の言葉
「あなたが今お付き合いしている男性と結婚すれば、きっと理想の家族を手に入れることができるでしょう」。

5年ほど前、ある“大阪の母”と呼ばれる中年女性占い師はそう言い切ったといいます。この占い師の助言を受けた、当時30代前半だった女性は、その男性と結婚。結婚から1年後に長男を出産し、結婚生活は順調に思えましたが、第2子の流産やコロナ禍で先行きに不安を感じ、5年ぶりに“大阪の母”をひとり訪れたそうです。

現在30代後半になった女性が最も気になっていたのは、もうすぐ2歳になる息子のこと。イヤイヤ期を前に、将来どんな人物に育つのか、四柱推命で占ってもらったそうなのですが、女性は占い師からの言葉に思わず止めどなく溢れる涙を抑えることができなかったそうです。

「息子はとても人を思いやる心を持っていて将来多くの人に慕われる。落ち込んだり悲しんだりした時も慰めてくれる」。これには女性にも心当たりがあって、今でも保育園では人気者で泣いている子がいると、その子の背中を撫でてあげているそうで、年老いた自分が慰められている光景が想像できたそう。

続けて、「この子は、早くに家を出て勉学に励み、その頭脳を生かして医者などの士業として活躍する」とも。今は普通の子と同じようにお絵描きをしたり、積み木で遊んだりする程度で、頭がよいと思える片鱗を覗かせることはないそうですが、不思議とすーっと頭に入り、立派になっている息子の姿が想像できたといいます。

夫は、妻から一連の言葉を聞いて思ったのが「全てお見通しなのかも知れない」と。夫は、家計の出費を嫌がる妻には言っていませんでしたが、将来は息子を士業に就かせようと考え、保育園や幼児教室、与えるおもちゃ、絵本など教育に惜しみ無い投資をしていました。“大阪の母”は、夫が描いた将来の息子像を妻を通じて読み取ったのでしょうか。だと、するならば、夫が描いた息子の将来像が無意識のうちに妻の脳裏にも植え付けられていたことになります。

言葉では説明できない心のうちを相手の心に伝えてわからせることを以心伝心といいますが、長く一緒にいますと直感か夢のように相手の思い描いていることを想像できてしまうことがあります。本当なのかどうなのかはわかりませんが、それがすーっと心に入ってくるとするならば、それは本当の可能性が高いと言えるのかも知れません。ということは、関係が悪化するようなこと、よくないことを想像すれば、それが伝わってしまう、実現してしまうとも考えられるのでないでしょうか。
(記事:スタッフ)

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