“尻尾”を掴まれる側と掴む側の損得関係

 勝てる恋愛テク

少し前にトカゲの尻尾切りの話をしましたが、覚えていらっしゃるでしょうか?
(参照:時間を犠牲にするより尻尾を切ってください

自分が意図しない恋愛を強いられる相手にですね。“尻尾”を掴まれたなら、“命”(自分の有意義な時間)を守るため“尻尾”を切って逃げる。これも1つの選択という話です。

恋愛では、いつも追われる側になると限らないですよね。なので「自分が追う立場」である、尻尾を掴む側になった時のことを考えてみましょう。結果として自分は“尻尾”を手に入れている、(小さな)得をしているわけですから、相手に“尻尾”を切られたことに気付いてない方も多いと思います。

例えば、あなたが好きな人にアプローチしてデートに応じてくれたとします。
誘った側は心踊る気持ちです
誘われた側の本音は…

「気のある素振りをして悪いなぁ」
「1回デートしないとダメだな」
「やっぱりタイプじゃなかったと断るようにする」

こう考えているかも知れません。誘った側はデートできているので「得」していますよね。誘われた側は自分の時間を犠牲にしてますので「損」していると言えるでしょう。ですが、相手はしつこくアプローチされ続けかねない状況より、一時の時間の犠牲(尻尾を切る)で、誘う人から逃れられると思っている可能性もあります。

・恋愛経験は豊富
・恋愛でいい思いもしている
・だけど、恋人と続かない
・別れを切り出されてしまう

こんな方は、この“尻尾切り”にあっていると考えるべきでしょう。
“尻尾”(相手との時間)は手に入りますが、本体(長期的な関係)が手に入らないわけですから。ビジネスに例えますね。相手が一元(初めて利用する顧客)止まりで、それ以上の関係(リピーターや紹介者)になれていない。こう言うことです。つまり、相手が「損した」と思うから一元であり、サービス提供側は売上によりWINですが、顧客はLOSEですので、リピートする顧客にはなりません。

お金を失い、お金を得る側
尻尾を失い、尻尾を得る側

があるように、人がいろいろな意味での別れの決断をする時。別れを切り出す側は、少なからず“尻尾”に相当する何かを失っていると感じています。一般的な価値観として、恋愛に限らず人との触れ合いの中で、時間など何か価値のあるものを失ったと思う時、「損した」「無駄だった」と思うでしょう。ですが、この時に本当に損をしているのは、どちらの側でしょうか?対人関係での“トカゲの尻尾切り”では、尻尾を切って逃げる側は、恋愛の主導権を手にするポテンシャルを持っている。という意味で感情的に優位に立っています。

追うよりも、追われる側に立つこと。
これが恋愛の基本的であり、総合的・長期的に見て“尻尾を切って逃げられる”ことは“得”と言えるのかも知れませんよ。

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