人の寿命を縮める虫の言い伝えをご存知ですか?

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庚申搭(こうしんとう)、庚申塚と称えられる石碑をご存知ですか?
大阪だと、四天王寺庚申堂(天王寺区)を思い浮かばれるかと思います。「庚申の日」とは、日・月・年を60周期として表す干支で、60日にあたります。60日おきに訪れるこの日はですね。人の体内にいると考えられる3匹の虫が体内から出て閻魔大王に人の悪行を報告し、寿命を縮めてしまう。この言い伝えから、平安時代など昔は警戒する日として認知されていたようです。

「清水次郎長」もそうですが、人の行いが寿命に関係するという話。本当にそうなのでしょうか?

● 清水次郎長とは
青年期、旅の僧に短命を宣告される。晩年は社会事業などに尽力し、その行いによって寿命を長らえたと言われている人物。

厚労省の都道府県の平均寿命では、関西は、男女とも滋賀・京都・奈良が比較的上位にあります。大阪・兵庫・和歌山は下位です。日本では地域間の医療格差はないと言われることから、地域性の行動の違いが平均寿命に関係しています。そんな寿命と関係がありそうなのは「生活習慣」ですよね。

① 食材調理(野菜を多く取る、塩分を減らす)
② 病気予防(適度な運動やがん検診)
③ 有害行動(タバコ、お酒、ジャンクフード)
④ 生きがいを見つける(活力アップやボケ防止)

など。「悪行が寿命を縮める」と言いましょうか、日常行動と寿命は密接な関係にあると言えます。

逆にですが、善い行いをすれば、寿命が伸びるのか?他人に尽くす、という意味を考えた場合。利己的(For me)ではなく利他的(For you)の思考に変わってくることを踏まえますと、③④は必然だと思います。

また、恋人の幸せや、ずっと一緒に居たいと願うのであれば当然ですが①②も意識しないわけにはいきません。よって、「庚申の日」の言い伝えや「清水次郎長」の話は、まんざらではないと言えそうです。日常の忙しさや情報の波の中で生きていると、生き方や習慣がブレてくることもあると思います。毎日とまではいかずとも、60日(2ヵ月)に1度は、生活習慣や人への接し方を見直してみてもよいのではないでしょうか。

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