「即戦力」と「人間力」のどちらを求めますか?

 勝てる恋愛テク業界裏話

「旅行でもしてコロナ疲れを吹き飛ばそう」
「在宅や少人数でも楽しめる工夫をしよう」

日本全体が、行動に対して前向きな雰囲気になりつつあります。仕事内外で多くとお会いして、そんな印象を受けます。人が動く時は、お金も一緒に動きますよね。企業としては、秋~冬は上半期の業績低迷を挽回したいといったところでしょう。

全国の求人も増加傾向にあるようです。
厚生労働省によりますと、8月の有効求人倍率は1.04倍で6年7カ月ぶりの低水準。これは、求人の増加と同時に働く意欲のある求職者も増えているためだそうです。企業としては、多くの求職者から「優れた人材」を選ばないといけません。そこは経営者・人事担当者の人を見る目が試されています。

企業の採用面接を受けた方々から話を聞いていますと、経営者のタイプは2通りに分かれるようです。1つは、即戦力(実践力)を求めるタイプ。働くのに必要なスキルをすでに身に付けている、実績を挙げている人材を優遇する傾向があります。この場合、試験や履歴書が評価の大きなウェートを占めます。現実的な利益を追求する企業と言えそうですね。

もう1つは、人間力を求めるタイプです。
人間力があれば、スキルが未熟でも、経費を費やし育てることを厭わない企業と言えるのかも知れません。この場合、面接が評価の大きなウェートとなります。

「何故この職種や会社を志望したのか?」
「将来のビジョンや夢は?」
「長所短所と思うところは?」
「今まで頑張ったことは?」

など、過去から未来に向けた長いスパンの話になるでしょう。
面接時間を含めた経営者の労力の多さは当然、後者ということになります。ですが、人材の定着率・成長率・雇う側と雇われる側の金銭以外の絆、繋がりを考えた場合。スキルや金銭面の現実的な条件より…お互いの人間力に焦点を置いたほうが、切れにくい関係が築けるのではないでしょうか。

即戦力を求める経営者で多いのが、人材を駒のように考えられている方です。実践力やスキルなどの能力のみを重視していますので、常に「使える・使えない」の二者択一で、人を育てる、関係を構築する感覚が欠如していると感じます。

恋愛も同じですよね。
「今」である、目に見えている部分だけを重視したら?将来のちょっとした問題で関係が切れてしまうケースがあります。表面的な繋がりは、互いの利害関係が一致しなくなると「サヨナラ」となってしまいがち。よって人間関係の継続のためには!「ギブアンドテイク」を越えた心のもっと深い部分で繋がっておく必要があるのです。

この記事をシェアする